異世界を求めて



1月17日、一昨日からの寒気が、大山を再び白の世界へと導いた。昨年も雪が少ない1月だったが、今年も少なく、その不安定差からルート選びも簡単ではない。当初は南壁の計画をしていたが、一気に降り積もった雪質から1500m~の斜面が気になり、向かう気になれなかった。そこで計画を夏山登山道へ変更した。

07:30登山開始、新雪は40~50㎝程度の木綿のような雪。



雲の切れ目が見えだす3合目あたりは、-4度くらいだった。先行者の足跡が数名でラッセルする事なく進む事が出来た。



6合目の避難小屋はやっと入口の階段が埋まる程度。ここから上は先程と別世界で、ガスが出て少々風もある。



7合目を過ぎたあたりでは、予報通り10m強の風雪だった。所々、草や岩が認識できる箇所は自分の居場所が解るが、雪しか見えない場所では10mも離れると真っ白の世界、ホワイトアウトだった。



こんな感じ(笑)近頃視力が落ち始めた今日この頃、眼球の故障か!?と思わせるホワイトっぷりである。(中央に先行者の足跡がある)

また、9合目を過ぎた大きな看板を過ぎた辺りで、青ポールの間隔が広く解りずらい箇所があったが、携帯GPSで確認し先を進む事が出来た。



相変わらず風が強く、小屋の近くまで行って初めて到着した事がわかる。



3人の先行者方たちは岡山や大阪方などで、温かく向かえてくれた。甘いみかんまで差し入れしてもらい感謝でした。



下山開始。一瞬青い空が見えだすと、地形が分りだす。



木道のポールも見るからに寒そうに立っている。



その後12:30頃に駐車場へ下山。相棒のしんちゃんは、その後ゲレンデへ向かう・・・タフな奴だ。









0コメント

  • 1000 / 1000