すっかり紅葉になっていた・・・



ブログの存在を忘れてしまいそうなほど、久しぶりになりました。8月後半から色々やっては、いたのですが、更新までに至らず。自分の人生でも、3番目に大きい事を、成し遂げた感がある9月、10月は山やクライミング処ではなく、結果2か月半の未更新記録達成の輝かしい日となりました。


さてさて、ひと段落した環境をいかに過ごそうか?と考えると、やっぱり山を歩きたくなったのです。クライミングでも良かったのですが、チンネ行って以来、歩く力が落ちている自分に気づき、内心焦っていたのです。まぁタバコは吸うし、酒は飲むし、山ほどの心配事も抱えてるし(笑)、ここは紅葉の山に体の中から癒してもらおうと、考え付いたのが「琴引山から大万木縦走」自分中では好きなコースの上位になる今回のコースを選択する。景色を楽しみつつ、長いコースで、おそらく満喫度が高いと思ったのでここを選んだ。

なんだかんだで、07:00出発が20分遅れ、気温は3℃と久しぶりにピンと張り詰めた空気を感じる。今回は女性二人と男性3人で気の合うメンバーだが、女子は登山が一年ぶり。完登すれば約15㌔の長丁場となるので、エスケープも準備しつつのスタートとなる。




琴引の登りは順調に進む。暖気運転も出来始めると、こんなに気持ちが良く登れるのも久しぶりだった。目標に向けてガツガツと登るのもいいが、ゆるく会話を楽しみながらの登山も最高だ。




朝日が差し込んでくるころには、体も汗ばみ、目が木々に向く。日々の忙しさなど忘れてしまう程。

とても気持ちがいい。




山頂直下、無事に琴引山に登たつ事が出来た。




向かうは頂上碑の後ろにそびえたつ大万木山。




北側には三瓶山、西側には大江高山、南東側には猿政や毛無山、東には今回の目標、大万木山。360度のパノラマを5人で独占できた。贅沢であり至福の時間をしばらく過ごす。




持参した熱いお茶を飲むと、よりリラックスし、会話に拍車がかかったようだった。絶景で皆の驚きの声を聞くと、自分をほめてもらってるような感覚になる・・・(笑)なんだか、みっともない。




さてさて、長居は無用なので出発だ。




ちょうど、山頂の南側を巻く形で進む、緩やかな自然歩道を、落ち葉を踏む感触を味わいながら進む。




「楽ち~ん!」「こんなコースがいいわ~♪」と聞こえてくる。残念ですが、始まったばかり・・・あなた達には長いよきっと、今回は。




南側の斜面は紅葉が今からなのか、所々仕上がっていない箇所もあった。




葉がまだ紅葉しきっていない。




先程通過した930ピークで、Kさんの太ももが悲鳴を上げた。何らかのアクシデントは想定内だったが、これには驚いた。登りでかなり足が傷むようだ。かなりペースダウンとなる。




だましだまし、何とか草の城まで来れた。エスケープルートは通過したが、この先の予定を変更し、草の城峠の展望東屋で食事休憩を取る事にした。もう少しの我慢であった。




するとHさんも膝が痛いと言い出した・・・。Hさんの膝は持病があるので、これにはダブルパンチとなる。




まだまだ大万木は長し・・・ヤバそうな気配が漂う・・・。




セクハラ(セクシーな腹らしい)なボンタ先輩はムードメーカーで痛みで暗くなりがちな女子を盛り上げる(笑)




休憩のヅ図




待ちに待った大休憩。盛り上がる中、ここで休憩を取る事は、後の時間に余裕がなくなると言う事で、内心焦るのでした。




約30分の食事タイムを済ませ、出発しようと思っていた時に、しんちゃんから提案が。このまま登山道を行けば、脚の事もあるし、登山道を追従する舗装路を行かないかと・・・・一同、「ナイス!!!!!」平坦で足にはやさしい、時間短縮にはなる、良い事尽くめなので、あっさりそちらを選択する。これには女子は大喜びだった。






その結果、ご覧の景色を見る事になる。右側を追従する登山道に別れを告げて、舗装路を行く私達。まぁこれもアリかと思った。とても楽しそうに、歩く姿に4人が見える。




なかなかこちらを向いてくれない。風景は痛みを忘れさせる程のようだ。




しばらくこんな絶好なルートを歩く。




行き止まりから登山道へ帰る。やはり膝が悪いようだ。だが今更帰れないので、励ましながら歩いてもらう。



カメラを構えて「コケてみて!」と念じると、案の定期待を裏切らないHさん。




下りは快調なKさんは、この後の大階段では苦戦していたが、根性で登り切ってくれた。




「大階段展望所」へ到着。大万木も目の前になるが、この調子だと日没も間に合わない可能性もあるので、ここで断念。分岐から下山し位出谷へ向かう事になる・・・。




朝方に通過した琴引山が左に見える。こうやって振り返ると、長い道のりを痛い脚をだましだましで、よくぞここまで!と思った。




大万木山頂上に向かわず、下山開始。安心してか、限界が近づいてか、強烈な痛みのようだ・・・。極力負担が無いように超スローペースで下山。




あと少しと励ましながら・・・。




駐車場まじかとなる。頑張りました。



あと3段、2段、1段・・・GOAL!!




16:00無事に下山。皆さんお疲れ様。よく頑張りました。チームワークの甲斐あって、日没を避ける事が出来、完登は出来なかったが、思い出に残る登山が出来ました。最高の心のリハビリ登山を終える事が出来ました。




その後、痛みを癒しに「ラムネ温泉」でゆっくりと浸かり、今回の山行を終えました。

タイム8時間40分、距離13.0㌔




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