これで鶯橋から大休峠の甲川を、かなり時間を要したが繋げる事が出来た。大山山系では核となる川(ルート)が、今回繋がって頭にインプットされた。今回は上の廊下から甲ヶ谷分岐まで全行程、約6キロ(駐車場までを含む)を歩いてみた。先日初めて上の廊下をやり、今回はいつものガッキーと二人でチャレンジし、フリーで行ける場所の確認もかねて甲ヶ谷分岐に向かった。また別部隊も同じ香取から出発し、大休峠・矢筈が山・甲ヶ山・甲ヶ谷分岐で落ち合う計画だった。
早速F1に到着。前回同様アブミでトラバースをした。
残置されたアブミがあった。ここの滝はフリーでの突破はやらなかった。
続いてF2は残置ロープとアブミは使わず、左岸にへばりつくガッキー。
サラッとやってのけた(驚)お見事!二人でハイタッチ。
ここの滝もフリーで突破。
そして問題はここ、前回水流に跳ね返され、左岸を高巻きした個所。さて今回は出来るのか!?突進したガッキーは色々周りの様子を伺い、一気に左岸に向けて泳ぎだす。
一度、ガバで持っていた岩が剥がれフォールするが、二度目も同じ位置まで上がる。
苦戦しながらもホールドを探し一段一段、上に向かう。
この後見事RP?で絶好調だ。私も続く、だが自分には課題の泳ぎに不安が残る。。。
小滝を積極的に。
そしてF4は前回右岸の石階段を登ったが、今度は滝に向かう。
観察するガッキー
後方でカメラを構えた瞬間・・・ツルっ!!滝を歩くように滑り落ちて行った。
一気に流されて始めの場所まで戻ってしまう。その後私が滝に向かいクリアし、ガッキーも上がってくる。
09:40上の廊下の難所はこれでおしまい。これから甲ヶ谷を目指して遡上開始となる。
再終堰堤の左岸を適当に高巻きする。
堰堤上からの図、これにはビビった。
雨の予感。急にガスが出だして来た。矢筈・甲組の様子が気になりだした・・。
しばらく進むと案の定雨模様となる。
濡れる事が前提の沢登り組と、濡れる事もある組、その違いは大きいか!?矢筈・甲組がどうしてるのか二人とも「ああじゃないか?こうじゃないかと?」心配半分でもっぱらその会話。メンバー的は安心なのだが、女性もいる。どちらにせよ苦戦してるだろうと話していた。
ここで墜ちればウォータースライダーだ(笑)慎重に慎重に。
遂に本降りとなり、周りの景色も午前中だと言うのに暗くなりだした。「この調子だと甲の岩斜面、ゴジラがキツそうだな」と、半分あきらめて大休峠へ帰ってると言う予測を立て始めた。
堰堤を超えてから水に浸かる事が少なくなり、蒸し暑い体を一枚岩でクールダウンの図。
甲ヶ谷分岐に近づいたが、一向に雨が止む気配がない。そしてここのカーブを曲がると分岐に出た。
11:46、分岐に到着。予定時間より1時間早めに到着したが、食事を取りつつ甲ヶ谷を下ってくるメンバーを待つ事にした。だが連絡手段もなく様子が分からないので、予測話ししか出来ない。
時間が経つにつれ、段々とこの雨なので引き返したかもしれない、と言う話になる。ここでみんなと落ち合いたかったが意を決して下山する事に。
あらかじめ決めておいた、先に行く場合は「3つのケルン」を作り、「先に行く・安全にね」のサインを残しておく。少々後ろ髪を引かれる様だったがこの場を立ち去る事にした。
その後私達二人は着替えを済ませ、デポした車を取りに行き、甲川から来ても、大休峠から来てもどちらでもわかる分岐でまったりと到着を待つ。40分位だろうか?くだらない話に盛り上がっていると、突然携帯に着信が・・繋がる・・・「遅れたが、予定ルートで下山中」と連絡があった。しかしこの雨の中、やり遂げる執念は立派だと思った。そして場所を確認すると、あと20分くらいの場所のよう、車をさらに奥まで移動する事にした。
無事に到着。これで一安心、四人とも多少疲労感はある様だが、元気な顔が見られた。遠征に向けていい練習となってみんな満足そうな顔だった。結局雨で予定時間を大幅に遅れを強いられたが、それぞれ荷物を歩荷したり、自分に課題を与えてやった今回は、まずまずの成功だったようだ。
そしてこんな様子だったようだ。
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