スーパードライな味わいでした



先日も少し書きましたが、当初はアイスクライミングで御在所の予定を組んでいましたが、残念ながら中止に。少々凹んでおりましたが、「ミックス系に行かないか?」と。一つ返事で行ってきました。なかなかの珍道中で移動の車内でしゃべり過ぎたせいで、道を2回も間違えてしまい迷惑かけました・・・。



広島県北部の某所へ到着し、雪の多さにびっくり。薄っすらと数日前の先行者の足跡があるのでワカンは使わなくても行けたが、ルートがなければワカン必至の雪の様だった。



ギアやロープを運んでいるのでザックはかなり重い。だが気持ちは軽く、これから体験する事への期待感で足どりは軽かった。



約1時間かけて現場へ到着した。時々杉の木から落雪が頭を直撃するので(笑)気が抜けない場所で食事を摂る事に。



大きなツララが上部から垂れており、ハングしたルートを見るとお手上げでは?と思わせるほど・・。




ガッキーも分厚い氷にアイスバイルを突き刺し氷の感触を確かめ合う。



さすがにこれを使っては無理。日陰な場所なのでこれから気温が低い日が続けばまだ、若干大きくなりそうな感じ。



まずは立木を利用して終了点づくりから始める。岩を迂回して急斜面だが確保しながらロープを垂らし、下りは懸垂下降で。



さぁ始まりました。小さいクラックにアイスバイルを乗せ、小さめのホールドにアイゼンの前爪で微妙なバランスで立つ。とにかく引っかかるものすべてを使って上へ上へと向かう。その様は本チャンらしく緊張の連続。F田さんも苦労する。



バイルに角度を付けたり、やればやるほど工夫しだし、登る事の喜びを感じ始める。



さすがF田さん、上部のしっかりとしたアイスにピックを刺す。アイスに刺さればマウントが楽に行える。とにかくドライな若干ハング斜面は、いつバイルが外れるか、アイゼンの前爪が剥がれるか、気が抜けないし、相当の腕の力を使いすぐにパンプする。



安定の位置。




ここまで来れば後は普通に雪をかき分け終了点となる。



登る前に観察するガッキー



人口壁では私より数段上手なガッキーもバイルと足が滑り落下の図。ただ足の運びはガッキーは上手であと少しだった。前日からのボルタリングで腕力を使い過ぎた彼は早々にリタイヤした。




今回初めて同行させてもらったIさんが、隣のかぶり斜面に果敢にチャレンジ。私も一度ここをチャレンジしたが、出だしの部分がバイルを置く場所が超不安定で、この写真の場所に行くと力尽き落下。激しく難しかった・・・。



Iさん、足をうまく入れ替えて、中間部到着。



クラックに足が入ればあと少し・・・。



あと少し・・・



ガンバ!!



お見事!




僕も何便目かにテンションありでしたがアイスに差し込む事が出来ました。(F田さんより写真を頂戴しました、すみません。)



10㌔クラスのヒラマサを・・・ではなく、氷を持つガッキー。



ロープ回収に向かうF田さん



氷にしっかりと刺されば・・・



お見事!



16:30終了となりました。ドライの難しをさらに感じた今回でした。





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